だからあなたは肩がこる(②)筋肉が不随意化するってヤバイ

不随意化体の痛みや不快症状
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2020.4.7  【加筆・編集しました】

(このブログは①・②に分けてあり、その②です)

 

肩こりを解消するには固くなった筋肉をほぐすだけでなく、

〝肩がこっている〟体は〝どういう状態なのか〟を知ることから。

肩こりをエクササイズで解消したい方は是非読んでみてください。

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肩こりとは、首や肩まわりの筋肉の不随意化

不随意化

 

寒いと無意識に肩に力が入りやすくなるのは、

 

体とっては正常な反応なのですが、

 

肩に力が〝入りっぱなし〟になると、肩こりの原因になります。

 

 

肩こりとは、首や肩まわりの筋肉が縮んだままで戻らない状態で

 

本来なら自分の意志で動かせるはずの筋肉(随意筋)が、自分の意志では

 

動かせない状態(不随意化)になっているのが慢性化した肩こりの正体です。

 

 

言葉を変えれば、随意筋の不随意化。

 

 

本来なら自分の意思でコントロールできるはずの筋肉がコントロール不能になる。

 

自分の(体の)肩の力を抜くだけでいいのに、それができなくなっている状態です。

 

 

例えば、それがスマホならタップしても反応しない。

 

リモコンのスイッチなら、ボタンを押しても反応しない。

 

誤作動か故障してる状況に加えて痛かったり不快というおまけ付きです。😢

 

 

体を支えたり動かす構造

 

体は、骨盤内部のブリッジ構造、足底のアーチや横隔膜のドーム構造など

 

いろいろな構造と筋肉とで支えられています。

 

 

肩まわりのユニットも鎖骨がアーム状になったつり下げ構造になっています。

 

肩のユニット(鎖骨や肩甲骨と上腕骨)は胸郭の上に浮いた状態で腕をつり下げた

 

構造になっているので、正常な状態なら肩甲骨が振り子のように自由に動き、

 

肩のユニットが胸郭の上を滑るように動くのですが、

 

筋肉が縮んでバランスが崩れてしまうと、構造でつり下げて安定するのではなく

 

逆につり上がったまま自分の意思では元に戻せなくなっていき、動きもギクシャク

 

したり動きに制限がかかってくるのです。

 

本来なら腕を支える構造が機能せず、肩のユニットが不安定なのをカバーしようとして

 

固まっている筋肉をもみほぐしても不安定な状態のままだとまた筋肉が固まろうとするのは

 

ある意味しぜんな体の反応なのです。

 

意識的に肩を動かしてみよう

意識的に動く

 

寒くて肩がつり上がるのも、構造が不安定だから固まって安定しようとするのも

 

どちらも体を守ろうとする体の正常な反応です。

 

 

🤔でも、肩こりは嫌だし、解消するのはどうすればいいか?

 

 

無意識にやってしまうことに最も効果的なのは、意識して動かすことです。

 

 

意識してないと無意識に動いてしまうのなら、意識して正しく動かしたり、力を抜いて

 

動かすしか方法が無いのです。

 

 

意識して正しく動くことを続けることで、無意識のうちに正しく動けるように

 

なっていくので是非やってみてください。

 

 

意識的に動く時に注意してほしいこと

 

どの動きを行う時も反り腰になったり、お腹やみぞおちを前へ突き出さないように

 

体幹をまっすぐキープして行ってください。

 

 

1. 体の正面で腕をまっすぐ伸ばして掌を合わせます。

 

肘の内側を意識的に内側に向けた状態をキープして、肘が曲がらないように

 

腕を前後に動かしてみましょう。(肩が縮んで上がらないように)

 

 

2. 肘を曲げて体の前でクロスさせて、〝右肘の内側と左肘の外側を重ねて〟

 

〝両方の掌を内側に向けて〟上下に動かします。

(肩甲骨がしっかり開くように)

 

腕の上下を入れ替えたら、同様に動かしてみてください。

 

〝両肘の重ね方〟で効果が違ってくるので、しっかりクロスさせて肘を重ねてから

 

行ってください。

 

 

3. 両腕を伸ばして内側にひねりながら体の正面で肘から先をクロスさせて指を組みます。

 

指をしっかり組んだら前後に動かしてみましょう。

 

意識的に鎖骨の付け根から腕を前方へ動かし、肩甲骨の内側から後方へ引きます。

 

クロスした腕を肘をたたんで逆にひねり同様に動かしたり、腕の上下を入れ替えて同様に

 

動かしてみてください。

 

 

肩まわりがホカホカしてきたり、スッキリ感を感じたり、顔がホカホカしてきたり

 

顔色が良くなってくるので、ビフォー・アフターの変化もチェックしてみてください。

 

 

肩こりも慢性化すると頭痛や吐き気、手のしびれなどひどくなることもあります。

 

寒いだけでもストレスなのに肩こりだと更にストレスが増えますよね。

 

もみほぐすなどの外からの刺激もひとつの選択肢ですし、

 

姿勢やエクササイズで体の内側の環境を意識的に整えてみるのもひとつの選択肢です。

 

寒いと感じるのは冬だけとは限らない

限らない

 

外気温が低いと寒さ感じますが、

 

夏の猛暑でもエアコンの設定温度を下げすぎると人工的に冷やされた乾燥した風で

 

寒く感じることになります。

 

(そして人工的に冷やされている分、体への負荷も大きくなります。)

 

 

外(気温)は寒いのに室内温度が高すぎる、外(気温)は高温なのに室内温度が低すぎる。

 

どちらにしても人間の自律神経が対応可能な温度差はプラマイ5℃以内なので、

 

それを越える温度差は自律神経にダメージを与え、その機能を低下させる原因になります。

 

 

温暖化の影響でエアコンの設定温度はどんどん下がり、

 

エアコンの効き過ぎた夏の室内も寒い場所のひとつになっているので、

 

冷えても体温を回復させる筋力は必要なのかもしれません。

 

まとめ

まとめ

 

肩こりって日本特有の症状だと聞いたことがありますが、

 

本当なのでしょうか?

 

日本のように高温多湿で四季があると、体が季節の変化に適応する必要があるので

 

気候の変化そのものが体にとってストレスになることもあり、お風呂はシャワーでなく

 

お湯に浸かって温まり血行を良くする習慣があるのだと思います。

 

 

温暖で一年中あたたかい気候だと自律神経への負担は少なくシャワーで十分だし

 

ポカポカあたたかいと肩こりにもなりにくい気がしますが、

 

肩こりの原因は寒さだけでなく他にもあるので〝肩こり〟という言葉が無いだけで、

 

似たような症状はあると思います。

 

 

肩こりについて興味があるので、外国出身の方や外国で暮らしをしたことが

 

ある方にインタビューしてみようと思います。

 

もし、面白い話が聞けたらブログに書こうと思います。

 

 

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のヒントやキッカケになれば幸いです。

 

①・②と長文を最後まで読んでいいただきありがとうございました。

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